GSEF2018ビルバオ大会へ
9月21日、学働館・関生で「GSEF(グローバル社会的連帯経済フォーラム)2018ビルバオ大会へ 関西派遣団出発の集い」(主催:大阪労働学校・アソシエ「社会的連帯経済研究会」)を開催した。
冒頭、大阪労働学校の武洋一理事が挨拶。「権力弾圧によって当初現地に行く予定だったメンバーの多くが参加できなくなったが、予定通り関西派遣団は大会に参加する。こういうときだからこそ関西の生コン関連の運動を世界に発信してほしい」と語った。
このあと、関西派遣団の顧問で大阪労働学校の津田直則理事が趣旨を説明し、その後、「ソウル宣言の会」代表で、同大会日本実行委員会の若森資朗代表が講演した。
若森氏は、韓国・ソウル市のパク・ウォンスン市長が中心となって始まったGSEFの概要を報告。貧富の拡大や環境破壊の元凶である新自由主義グローバリゼーションに対抗し、社会的連帯経済の国際的ネットワークづくりを目指して出発したGSEFについて、大会を経るごとに参加する地域・自治体や運動体が拡大し、そこで議論される内容も非常に多岐にわたっていると説明。今回のビルバオ大会では「価値」「競争力」「包摂的で持続可能な地域創生」が主なテーマとなっていること、開催地であるスペインのバスク地方は協同組合運動のメッカであり、今までの大会以上に多様な実践者・研究者の参加が期待されると語った。さらに、大会後には日本各地で報告会を開催し、2020年大会に向けて新しい体制づくりを行うことを計画していると報告した。
この後、関西派遣団それぞれが決意を表明。最後に大阪労働学校の山元一英副理事長が閉会の挨拶を行い、出発の集いを締めくくった。
【 くさり10月号より 】